2018年05月23日更新

日本歯科医師会推進の8020運動とは?

80歳で歯を20本残すことを目標とする8020運動は、健康日本21などで日本歯科医師会が推奨、推進している運動です。
その啓発活動も様々な場所で行われ、だいぶ国民に浸透してきた状況にあります。

日ごろの歯磨きだけではなく、定期的に歯科診療所において歯の健康状態をチェックしてもらうことも欠かせない大切なことです。
歯石の除去、歯垢の除去などを通じて虫歯や歯周病などの疾患にならないように、予防に努めていきます。
こうした行動が元で8020運動に繋げていくことになると考えられています。

日本歯科医師会や厚生労働省、地方自治体などでは、8020運動の言葉とその意味そして行動に移していく啓発活動を活発化させています。
歯の健康維持だけではなく、その啓発活動を通じて日ごろの食生活の見直しなども啓蒙している状況です。

元々のこの8020運動の発祥は、北欧スウェーデンであると言われています。
歯の健康が身体の他の疾患にも影響を及ぼすことが、近年の研究などで徐々に分かってきました。
そうしたこともあって、早めに歯医者を受診して歯の疾患等の予防に努めることで充実した食生活を送ったり健康的な日々を送ることに繋がるとされているところです。

自分の歯でいつまでも食べることが出来ることは、高齢者にとっては喜びとする人も多くいます。
入れ歯の手入れが面倒だという思いを持つ人もいるでしょう。
残存歯数が20本あれば、高齢であっても自らの歯でしっかりと物を噛み、食べる喜びに繋がります。
食べるときにしっかりと噛むことが健康に繋がるとも言われていて、今後も健康な歯をなるべく残していこうという8020運動は、国民にどんどん広がっていくと考えられるわけです。

昔は虫歯などで治療が必要にならない限り、歯医者に行くことはまれでした。
しかしながら、時代は変わりました。
治療が必要になってから歯医者に行くのではなく、定期的な受診で歯の疾患を未然に防ぐことが、その後の健康維持に欠かせないことが分かっています。
8020運動の推進を通じて厚生労働省なども今後も積極的に推進していく方針です。

国が積極的なのは、社会保障費の増大で治療にかかる費用を少しでも抑えようという考えがあるのは間違いがありません。
治療にかかる日数は長くなりがちです。
通院が長くかかり治療費用が嵩むことは、避けたいという思惑です。
むしろ、8020運動などを通じて予防に努めてもらうことで、医療費の増大を少しでも抑制しようという思惑になっていると考えられています。

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